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スタッフブログ

マンションなどの集合住宅の場合、騒音問題というのは切っても切り離せないものではないでしょうか。

上階の音が気になってしまうのはもちろん不快ですが、上階に住んでいる方だって、下階の方にどんな風に聞こえているのかわからない分、迷惑をかけていないかしら…と常に気を揉みますよね。

 

床の施工には遮音に対する決まりがある

マンションの管理組合では通常、床の施工にあたって遮音性における”決まり”があるのをご存じでしょうか。

その決まりとは、フローリングを床に施工する場合は必ずLL―45以上の等級を持つ遮音木材(フローリング)を使用すること、というもの。

LLとは、スプーンなどの軽量の物質が落下した時に出る「コツン!」という音に対する遮音等級を表す単位で、数値が小さいほど、遮音性能が高い(遮音等級が高い)ことになります。

例えばLL-30は(軽量衝撃音が)”聞こえない”、LL-50は”聞こえる”、LL80は”うるさくて我慢できない”などと分けられており、LL-45は”小さく聞こえる”程度で遮音性上望ましいとされています。

 

そもそも床の造りはどうなっているのか

床はいくつもの層でできています。

まず最初は躯体(くたい。建物の骨組みの部分。それ以上は壊したり剥がしたりできない。)です。ここには水やガスなどの配管が這っています。

その配管の空間を開けるため、「支持脚」という床材を支えるための脚を一定間隔で配置します。

支持脚の上にパーティクルボード(木材の小片を接着剤と混合し熱圧成型した木質ボードの一種)を敷き、その上から接着剤で合板を張り付け、最後にフローリングという順に重ねていきます。

このフローリングに前述の”LL―45以上の等級を持つ”フローリング材を使いなさいよ、ということなんですね。

 

もっと遮音性を高める施工

この、支持脚→パーティクルボード→合板→LL-45等級以上のフローリングで、管理組合の規定上はOKなのですが、小さなお子様がいたり、ペットがいたりと階下への騒音を気にせず暮らしたい!という場合、もっと遮音性を高める施工もできます。

遮音性能のある接着剤 

パーティクルボードと合板をくっつけるための接着剤に、遮音性能を持たせたものがあります。物がぶつかったときの振動を抑えることで、階下への音の響きを少なくする特殊制振材です。

遮音ボード

合板とフローリングの間に遮音ボードを挿入し、さらに遮音性を高めることができます。
遮音ボードを使用することによって、フローリング材にLL-45以上の遮音性能を持たせる必要がなくなり、無垢材などお好きな素材を自由に選べるようになるという利点もあります。

また、遮音ボードは”硬質せっこう”という素材を使用しているので火に強く、住居の耐火性を高める役割も果たしてくれます。


 

いかがでしょうか。

管理組合の規定にのっとった上で、さらに遮音性を高めたい・断熱性を高めたいといった住む人の意向を反映できるのもリノベーションの素晴らしいところ。

見た目や雰囲気だけでなく住まいの性能もカスタマイズできたら、より愛着を持って暮らせそうですよね♪

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