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日本人の奥様とスウェーデン人のご主人が経営する民泊施設に泊まりました。
場所はストックホルムから郊外電車に乗って数時間離れた田舎町セーデルハムン。
その建物は1897年の竣工ですから、既に120年を経過しています。
だからと言って手入れをされた外観は、築年数10年の我が家と変わりません。
地元の牧師さんが建てられたとかで、小高い丘の上で眺めも良く、敷地の面責は5000平米。これを奥様がネットで捜して3年前に入居されたそうです。
日本でも古い民家を購入してリニュアルするケースが増えて来ましたが、その改装費は莫大で、事業者が絡まないと、とても個人で手に負えるものではないと思います。
彼らは内装も使えるところはそのまま、置いてあった家具なども利用して、リビングやダイニングの雰囲気を壊さず、低予算でそのまま住んでいるように思えました。
建物は延べ床面積で50坪くらいですから、最近の日本の新築が30坪切るのに比べれば大きな方ですし、敷地も広いのでメンテナンスは其れなりに大変だと思います。
お若いご夫婦か、メンテナンスを厭わないDIY志向の方であれば維持可能でしようか。
オーナーのご家庭は、お子様もいらっしゃったので2世代、3世代で住み継ぐ家なのでしょう。
マックライフでスウェーデン住宅を作って来た私達は、改めてそのメンテナンスの大事さと、120年を経ても若い世代が住み継ぐ家に大きな自信を持ちました。
母屋の隣にある離れが私達の泊まり先。
平屋建ての2ベットルーム、ソファーベッドのあるリビング、シャワーとトイレが一体になったお部屋、それにリビングにはミニキッチンが付いていました。
お食事は母屋のダイニングに招かれました。奥様の手作り日本食とサーモンが美味しい夕食。食後は夏でしたがお部屋の暖炉を燃やしてもらってくつろぎました。
小屋裏部屋に置いてあった機織り機が印象的でした。
日本から遠く離れて、ホビーを愉しまれる姿を想像して感心しました。
何れ、日本からのスウェーデンツアーを組んでご案内したいと思います。
今回は一泊食事付きに加え、近所にある築年数150年を経たファーマーハウスと、湖畔のレストランの昼食もセットされたミニツアーになっていました。
料金は二人分全て込みで4000クローネ。日本円で4万円ちょっと。
二人での旅行では分からない事などたくさん解説して頂き、大満足の経験でした。